前の話 >>甲状腺摘出の手術を受けることにした
甲状腺機能亢進症の闘病中のトラちゃん。
治療のためにメルカゾールを投与したところ、食欲不振の副作用が出てしまいました。
メルカゾールによる治療を継続することは難しく、日本ではあまり一般的でない甲状腺摘出術(手術)を受けることに決めました。
となると次は、どの獣医師に執刀してもらうかが重要になります。
獣医師に求めること
執刀医に求めることは、もちろん、甲状腺摘出術の経験があることです。
あと、手術が得意な獣医師でなければなりません。
ところで、ここで問題なのが、日本では甲状腺機能亢進症の治療として甲状腺摘出術はマイナーなため、「ウチで甲状腺摘出術やってます!」と言っている獣医師がほとんどいないということです。
猫の甲状腺機能亢進症について、これまでインターネットでかなり調べましたが、ほとんどの獣医師が薬での治療を推奨しており、手術の可能性について触れている獣医師は少ない状態です。
”南ヶ丘動物病院”さんがベストなのだけれども
甲状腺機能亢進症の手術についてきっちりと情報を載せ、また、手術の経験があると公表しているのは、南が丘動物病院さんくらいでした。
南ヶ丘動物病院さんではこれまで何度も甲状腺摘出術を行ってきたようです。
様々な症例について、診療ブログで紹介されています。
日本で一番、甲状腺摘出術の手術件数が多い動物病院ではないでしょうか。
16歳の高齢猫さんでの手術例もあり、我が家の高齢猫トラちゃんもぜひお任せしたかったのですが、いかんせん立地が・・・。
南ヶ丘動物病院さんは兵庫県にあるのです。
我が家からはとても遠く、外出嫌いなトラちゃんを連れていくのは無理そうです・・・。
兵庫近隣に住んでいたら、間違いなく南が丘動物病院さんにお願いしていました
執刀医が決まった
そこで、甲状腺摘出術について最初に教えてくれた獣医師の先生にお願いしてみようと考えました。
この獣医師の先生は、トラちゃんが通院している大きな動物病院の雇われ先生です。
この先生の経験や考えについて、お話を聞いてみることにしたところ、手術経験はあり、自分がトラちゃんの手術をするのも構わないとおっしゃってくださいました。
手術に際しては、T4値をある程度抑える方がよく、さらに、手術に耐えられるよう身体のコンディションを整えるようにとのことでした。
そのため、しばらくはメルカゾール投与と強制給餌を頑張ることになりました。
T4値が基準値程度まで下がり、体重がある程度戻ってから手術の日にちを決める手はずになりました。
次の話 >>近日中に公開
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